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Interview

北海道育ちの
品質の高い素材を用いて、
まじめに一生懸命が
強みです。

株式会社山口油屋福太郎
代表取締役副社長

山口 智太郎 さん

不変のテーマである健康・安全・安心を基本に、素材の持っている味や性質を活かし、よりおいしい製品を提供することで、お得意様やお取引先様から常に信頼され愛される、また、地域社会の皆様から必要とされ続ける企業を目指す。

  • 本社所在地
    福岡市南区五十川1丁目1-1
  • 道内所在地
    北海道斜里郡小清水町字浜小清水304番地1
  • 企業サイトURL
    https://www.hogaja.com/
  • 事業内容
    総合食品メーカー
  • 取材年
    令和6年度

ー事業内容について教えてください。

飲食店様への食品卸業がメインです。最初は油問屋から始まり、そこから食品関係の卸しや生鮮食品の卸しを行っています。それが事業の大半を占めます。明太子・めんべいの製造などがその次に多いです。その他、飲食事業などもやっております。小清水町に関しては、基本的には「ほがじゃ」という商品。海鮮系を使った煎餅の製造とJAさんと共同で商品開発なども行っております。

ーこだわり・強みは何ですか?

商いの根底にあるのが美味しいものを食べてもらいたい。そういったことに関して、手は抜かない・真面目に商品作りを行う、そういうところが1番の特徴かなと思います。

ー製造拠点を北海道に設けることになった理由は?

父である山口毅(会長)が大きなきっかけです。じゃがいもでんぷんを使った煎餅のめんべいを作っているんですが、じゃがいもが不作で、後2、3ヵ月しかじゃがいもでんぷんが持たないっていう状況になった時があったんです。そんな時、たまたま父がラジオを聞いていたところ「小清水町で、世界一大きいでんぷん団子を作りギネスに認定された」というニュースが流れて来て。父はすぐ福岡から北海道へ飛び、農協や町と直接話をさせていただく中で、じゃがいもでんぷんを供給していただけることになりました。またその際に「廃校になる小学校があるんで、そこで商品を作りませんか」というお話を小清水町からいただき、2013年5月より稼働したのが旧北陽小学校を転用した「小清水北陽工場」です。

ー北海道の素材はいかがですか?

素材は、九州の素材とまた違うんです。やっぱり味が深いなと思いましたね。九州でもじゃがいもを作っていますけど、なにか雰囲気が違うというか、品質が高い感じがします。じゃがいも本来の味がします。

ー北海道で製造をおこなうメリット・デメリットは?

生産地と近いというのが最大のメリットですね。「ほがじゃ」は国産のじゃがいもでんぷんをメインとして使っているほか、北海道の素材を使用(ほたてやこんぶなど)し、小清水町にある「小清水北陽工場」で製造しています。原料調達~製造まで、北海道内で行えるということがメリットだと思います。デメリットは雪深いので、除雪車を買うか買わないかっていう話になり…。除雪車って結構高いんですね。びっくりしました。でも、それを買わないとなかなか工場が稼働できない時もあるんです。気候の問題と後は輸送費。デメリットはそれぐらいですかね。

ー現在、力を入れている取り組みがあれば教えてください。

弊社の主力商品「ほがじゃ」の根本的な製法の見直しや素材の見直しをやりたいなと思っています。

ー今後の展開やビジョンを教えてください。

シーズニングの入ったものの製品化をもっといっぱいしたいなと。今回「山わさび味」を出したんですが、非常によくできているんですよね。これはもう大人にはすごくよい商品だなとおもうんですけども、それだけじゃなく、お子さんにも受けるような商品を作りたいんです。

Profile

株式会社山口油屋福太郎
代表取締役副社長

山口 智太郎 さん

【略歴】
2011 年 5 月 (株)山口油屋福太郎 取締役就任
その後、飲食複合施設「天神テルラビル」 統括責任者となる
2015 年 9 月 広東料理SESSION オープン
2023 年 11 月 株式会社山口油屋福太郎 代表取締役副社長に就任
【資格】
JSA 認定ワインエキスパート、中国国家資格 中級茶芸師

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